濵ちゃんの足跡

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プロジェクト崩れ

開発のQCDとターゲット商品のQCDを守る必要がある。開発のQCDを厳守しても商品ができなければ意味がない。

概略の開発フロー程度はあった。開発のQCDが守れない=プロジェクト崩れがおこる。管理をする側も甘い。14ヶ月前に概略仕様が示される。発売日に12万台出荷しなければいけない。量産の材料調達と製造の期間5ヶ月を除くと開発期間は実質9ヶ月。試作評価を終えて量産に移行する。崩れるかどうかは機種リーダに依存した。

PHS端末の開発が崩れた。出荷1ヶ月前になっても目処がつかない。お客様の応援を頂いてもどうにもならない。結局6ヶ月遅れた。商品の性能もぎりぎりだった。

ステップ管理を行うことにした。着手後9ステップ+着手前3ステップ。ほぼ毎月。検討を終えてドキュメント化しておかないと次のフェーズに進めないようにハードルが作ってあった。承認行為を誰がするかも決めてある。これで次のA/Iも責任の所在も明確になる。ステップ管理に組み込むと開発のノウハウがしくみになる。誰がやってもプロジェクト崩れが起こらない。濱村

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