濵ちゃんの足跡

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1 2.利益確保

普段、あまり厳しいことは言わないつもりでいますが、今日はちょっと厳しいことを言います。

上期の売上げと粗利予想がでました。売上高は計画値を達成できますが、粗利がまったく足りません。

粗利が足らないということはどういうことかというと、計画値に対して不足しているというのは、もちろんそうですが、期間費用=必要経費に対しても不足しており、簡単にいうと赤字でビジネスをしているということです。

期間費用=経費の中には、我々の給料も入っている分けですから、我々は稼ぎの中から給料をもらっているのではなく、会社の財産を切り崩して給料をもらっていることになります。わかりますか。これは会社に対して非常に申しわけないことをしているのです。

個々にみると理由はあります。でも、よく考えて見てください。こんな仕事なら、会社としてはいりません。不要です。赤字で会社の資産を減らしてまで赤字の仕事をする必要などまったくないからです。さっさと止めてくれというのが本音で、当たり前です。戦略的な赤字なら別です。今、歯を食い縛っての先行投資なら別です。後でリターンがあるからです。しかし、今の受注はそういうものではありません。安易に売上高確保の受注をするのではなく、粗利がいくら確保できるか、それは必要経費を超えているか、よくよく中身を吟味して受注して下さい。

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