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195.不良長寿(順天堂大:奥村先生の講演(1)) 注:不老長寿ではない。

講演者紹介 奥村 康(おくむら こう)

元順天堂大学医学部部長、現順天堂大学免疫学特任教授アトピー疾患研究センター長

平成2年から日本免疫学会会長。松江市玉湯町出身。

・アトピー

モンゴルにはない。風呂に入らないから。赤ちゃん用の石鹸がないから。小児アトピーは洗いすぎ。皮膚の油脂がとれて雑菌が入っている。外気が通らないサッシがだめ。時間に余裕のあるお母さんがだめ。大学病院の中でしか使えないけど特効薬ができた。順天堂浦安病院のアトピー外来にくれば対応できる。

・癌

長生きするから癌になる。1日に1兆個の細胞が再生され、5000個の細胞が中途半端で癌細胞になる。リンパ球の一種のNK(Natural Killer)細胞がこれを食べ尽くすから癌にはならない。このNK細胞は加齢とストレスで活性度が下がる。声を出して笑うと活性度が上る。老人の癌対策は笑うことが最高の予防になる。

・自殺

年間に3万人超の人が自殺する。ほぼ全員たばこをすわない。たばこは別の害があるけれども自殺しないということには関係がありそう。上手に気分転換できる手段になっていると思う。

・花粉症

千葉の刑務所の無期懲役者にはいない。看守には多い。幼稚園児にはいない。アドレナリンが関係している。人間がまろやかになって心配事がなくなると発症する。アナウンサーやタレントなど放送本番になると止まる。 神戸震災のときは1/10になった。死ぬことはないので、医者としては儲かってよいのだが。

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