濵ちゃんの足跡

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254.コミュニティ(共同体)に責任をもつ(3)

この責任と道徳義務は当該コミュニティ内で果たさなければならないことは当然ですが、このことは時間軸を超えても対応しなければなりません。私たちは突然に存在したわけではありません。各コミュニティの過去からの歴史の上に存在しています。だから、戦争責任問題にも対応しなければならないですし、自分が行った過ちでない先達の過ちでも対応しなければならないわけです。

そのコミュニティに属している限り、そのコミュニティから恩恵を受けた分に相当する責任をとらなければなりません。たから、過去(=歴史)を学ばないといけませんが、過去分については時間が経過することによって、受ける恩恵が徐々に減っていきますので、それに比例して責任も徐々に薄れていきます。

チームで仕事をするということはそういうことなのです。仲間の問題でも責任を取らなければならない場合もあるし、ずいぶん昔に先輩が納入した製品の面倒をみなければならないのもチームで仕事をしている、すなわちそういうコミュニティに属しているからなのです。

ちょっと小難しくなりましたが、チームで仕事をすることの根本的な考え方です。本を読むなどして、腑に落ちるところまで考えておくと、「何で私が・・・」というような不満がなくなり、素直に受け入れることができるようになります。

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