濵ちゃんの足跡

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雪解け

学生やマスコミは大きな考え違いをしている。景気が良くなって就職率が上がると大企業に入れるのでめでたしめでたしとするのは間違い。質と歩留まりが問われる。

景気が良くなる。人手が足りなくなる。上から順番に質の良い人を採る。枠も広がる。人数を確保しようと採用部門はランクを下げざるをえなくなる。入社できても社内競争についていけない。成果がでない。下の者に抜かれる。プライドが許さない。離職率が高まる。結局戦力にならない。企業にしがみつく問題児が残る。90年頃のバブルで経験した。

事務次官の年次からほとんどの外輪団体の総裁が出る。同期の中から候補を決めて入社年次間の競争をしている。普段で

も情報が縦に伝わらないことでわかる。同じことを各層に説明しないといけない理由のひとつだ。同期の競争だけではない。

就職戦線が緩むと頭の痛い問題も出てくる。仕事をこなせる通年採用が解決手段となる。濱村

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